ファーストフードのトランス脂肪酸大丈夫?誤った常識とどうすればいいのか

正しく理解する。トランス脂肪酸とファーストフード
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shu

こんにちは!shuです!この記事ではファーストフードとトランス脂肪酸の関係を論文やデータからわかりやすくお伝えしようと思います。

この記事はこういった人におすすめです!

  • トランス脂肪酸は最近体に悪いってよく聞くけど大丈夫かな?
  • ファーストフードよく行くけど知らないうちに体に影響があるのが不安
  • そもそもトランス脂肪酸って何がだめなの?

この記事を読むことで正しいトランス脂肪酸の理解が深まり、どのようにファーストフードと付き合えばいいかがわかります。

目次

そもそもトランス脂肪酸って何?

簡単に言うと脂質の一種で 脂質>脂肪酸>不飽和脂肪酸>トランス脂肪酸の順で分類されていきます。

牛乳や乳製品、羊肉などにも微量含まれている天然のものと油脂の加工段階で発生する人口のものが存在します。

トランス脂肪酸については、食品からとる必要がないと考えられており、むしろ、とりすぎた場合の健康への悪影響が注目されています。

すぐにわかるトランス脂肪酸/農林水産省

上記のようにトランス脂肪酸に関してはできるだけ取らないことを意識する必要があります。

どのくらい取ったら体に悪いの?

平均的な日本人の食事から考えて1日当たり2g程度というのがWHOの指針で示されています。

トランス脂肪酸の摂取量を、総エネルギー摂取量の1%に相当する量よりも少なくするよう勧告をしています。日本人が1日にとるエネルギー量の平均は約1,900 kcalであり、この1%に相当するトランス脂肪酸の量は約2グラムです。

すぐにわかるトランス脂肪酸/農林水産省

どんなファーストフードに多く入っているの?

上の図は100gあたりのトランス脂肪酸含有量を図にしたものになります。(平成18年度)

マーガリンに関しては100gとるとwhoの許容量の基準値の3倍、ショートニングに関しては6倍も取ってしまうことになります。

ですが4年後の平成22年度に調査したところ減少傾向が認められたようです。

現在は多くのファーストフードでも見直しの動きがあるようで改善に向かっているということです。

平成18年度に食品安全委員会が実施した調査では、マーガリンでは平均7.0g/100g、ビスケット類では平均1.8g/100g、ショートニングでは平均13.6g/100g、コーン系スナックでは、平均1.7g/100gなどです。
なお、平成22年度にマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングを検査したところ、トランス脂肪酸の含有量は減少傾向が認められました。

厚生労働省/トランス脂肪酸に関するQ&A
shu

こう見ると恐ろしいですね。ビスケットもスナックも意識しなければすぐに超えてしまいそうです。近年意識が高まって改善されているようでよかったです。

どのように現代を生きていけばいいのか?

ファーストフードとの付き合い方

ファーストフードと一口にいっても多種多様なファーストフードがあります。

  • マクドナルド
  • ケンタッキー
  • ミスタードーナツ
  • 吉野家
  • ジョリーパスタ

ファーストフードがよくないのではなくてその中でもトランス脂肪酸が何にどのくらい入っているのか?を把握しておくのは大切なことだと思います。

企業の見直しの動き

先ほど述べたように一部大手ファーストフードでは見直しの動きが見られます。

ミスタードーナツでは2007年から低トランス脂肪酸オイルというのを使っているそうです。そのほかの材料にも工夫を凝らしてトランス脂肪酸削減に取り組まれているようです。

ミスタードーナツはいち早くこの課題に取り組み、2007年12月から全店でトランス脂肪酸値を大幅に抑えたオイルを採用しています。

ミスタードーナツ/安全・安心への取り組み 低トランス脂肪酸オイル
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そのほかの大手の企業サイトを見たけれどトランス脂肪酸について具体的に明記されているところは全体的に少ない印象を受けました。これからどんどん広がればいいですね。

ファーストフードだけではなくどういったものに入っているか正しく理解する。

菓子パン、スナック菓子、ビスケットなどの日常でよく食べるものにも同じくショートニングなどが使われており、注意する必要があります。マーガリン、パン、ケーキ、ドーナツ、揚げ物、コーヒーについてくるミルクなども気を付けたいところですね。

shu

これからはそう言ったものを買うときには入っているものを見てから買おう

子供は大人以上に気を付けなければいけない

2008年に国内で幼児から高校生467名を対象に行われた下記論文によるとトランス脂肪酸の摂取量は幼児も高校生も大きな差はみられなかった。とあります。

どういうことかというと幼児は体の大きさが全然違うのにトランス脂肪酸取りすぎ!っていうことです。

shu

何でこんなことがおこるか?ってことなんですが、幼児は間食を取る必要があるんですね。この間食にトランス脂肪酸を多く含むお菓子を食べているのが原因だそうです。(55%がスナック菓子など食べていたそうです。)

幼児期は大事な時期のため親は特に気を付けたいですね。                                       

幼児期

  • 成長にかかわる大事な時期
  • この時期についた習慣は大人になっても習慣化してしまう。

幼 児 は他 の
年齢 の児童 と比較 し,身 体 の大 きさに対 して嗜
好 食品か ら多量 の トラ ンス脂肪酸 を摂取 してい
る ことが示 され た。

@article{松岡広恵2009日本における児童のトランス脂肪酸摂取の実態, title={日本における児童のトランス脂肪酸摂取の実態 (第 1 報): 嗜好食品の摂取頻度からみた摂取量の推定}, author={松岡広恵 and 大野雅樹}, year={2009}, publisher={京都女子大学発達教育学部} }

トランス脂肪酸のことを本気で考えないといけないな。

そんな方は下記リンクから現代のニーズにマッチしたふすまパンをお試しください。

ふすまパンとは

小麦の表皮と胚芽を合わせた総称である「ふすま」を用いた、食物繊維が豊富なパン。有機ふすまなので農薬の心配なし。

トランス脂肪酸不使用

バターやクリームチーズ、生クリームなど良質な脂質のみを使用しています。

すべて手作り

特許製法ですべて手作りで仕上げている。

添加物(防腐剤、人工甘味料、イーストフード)不使用

イーストを使っていないというのは驚きですね。

shu

お試しセットもあるみたいだから試してみてもいいかもしれないですね。

まとめ

今回はファーストフードとトランス脂肪酸の関係を紹介しました。

shu

今の現代の日本では数多くの選択肢があります。必要な情報を知って賢い消費者でありたいですね。

では今回の内容をおさらいします。

  • トランス脂肪酸はできるだけ取らないほうがいい
  • 近年ファーストフードでは見直しの動きが出ている
  • 子供は特に気を付けなければいけない
shu

今回見ていただいてありがとうございました!こんなことが知りたいなどありましたらお気軽にコメントくださいね!

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この記事を書いた人

イタリア料理の料理人として10年間修業。イタリア、大阪、東京、福岡などを回り料理の勉強をしました。自身が幼いころからアトピーを持っていたため、食と健康の密接な結びつきを肌で感じてきました。今回食と健康をテーマにブログを書かせていただきます。

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